ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2024年12月07日(土)
朝鮮の全国各地で、農村住民のための住宅建設が大々的に行われている。それとともに、農村での原生林緑化事業が力強く進められている。平壌市人民委員会原林経営局副局長のパン・ソンジュン氏に話を聞いた。
——農村の原生林緑化事業の重要性について教えてほしい。
農村の原生林緑化事業をうまく行うことは、木々が生い茂り、花が咲き乱れ、村の風情を高め、農民に文化情緒的な生活条件と環境を整えるための重要な事業だ。
朝鮮労働党は、新たな時代の農村革命綱領を提示し、全国のすべての農村の生活文化環境を変貌させるための課題とその方法について発表した。
農村の原生林緑化事業は、単に農家の周辺に果樹を数本植えるだけでなく、地域の特性に合ったさまざまな樹木と地面の被覆植物をうまく組み合わせて植えることで、農村生活集落区域全体の原生林景観を上手に造成することである。
——農村生活集落区域の原林緑化をきちんと行ううえで、どのような課題があるか。
まず、新しい農村集落を建設する際には、集落形成案と原生林緑化形成案を一緒に準備し、集落建設と原生林緑化を並行して進める必要がある。次に、園林緑化を農村の自然地理的特性に合わせる必要がある。
蜂の巣地帯の村や規模の大きい所在地の村では、中心部の公共建物に合うように緑地造成を計画したり公園も作り、一方で山間部の村では自然式の原林を基本にしながら、周辺の緑地と連結させて造成しなければならない。
見栄えがよく、経済的価値が大きいアプリコット、柿など樹種の良い果樹を地帯的特性に合わせて選定配置し、果樹園化を実現しなければならない。
——農村の原林緑化事業の推進状況を紹介してほしい。
すべての市、郡では、農村生活住宅を建設する際、生活住宅形成案と原林緑化形成案を一緒に準備し、住宅建設と花畑の造成、植樹などを並行して行っている。
各地の農村では、自地域でよく育ち、観賞的、経済的価値の高い樹種を選択し、10年以上先を見据え、計画的に樹木苗を生産できるようにしている。
新しく建設された農村に果樹をはじめとするさまざまな種類の樹木と被覆植物を新たに植え、植えた樹木の肥培管理を科学的に行っている。
各地域の農村を模範とし、園林緑化の成果と経験を広く紹介し、交換している。