ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2024年07月14日(日)
朝鮮では農業生産を科学化、情報化するための科学研究事業に力を注いでいる。農業科学院農業情報化研究所のペ・ソンナム所長に話を聞いた。
――農業生産を増やすための科学研究事業の現状を聞きたい。
農業科学部門の目の前の当面の課題は、2024年の穀物生産目標遂行で提起される科学技術的問題を解決し、国の農業をより高い水準に引き上げるための科学研究事業を深化させることだ。
農業科学部門の研究者たちは、現場技術講義、多媒体普及、方式商学、技術伝承などを通じて農業労働者の技術機能水準を高め、農作物の品種配置と肥料施用、海苔刈りをはじめとする営農工程別の科学技術指導で自分の責務を果たすために奮闘している。
また、変化する気象条件に合わせて気象予報単位との協力を強化し、農作物肥培管理を科学的に行うのに実質的な助けとなる農作物生育予報と農業技術対策を作成し、各地の農業指導機関と生産単位に送るための事業を責任持って行っている。
農業科学者たちは、農業部門管理情報システム、農業科学技術普及システムをはじめ、農業生産の科学化、情報化を実現するためのプログラムを開発・導入するための事業に研究力を集中している。
農業資源資料基地、農業指標資料基地をはじめ、実践で提起される問題点を漏れなく把握し、対策する方向で資料基地を絶えず更新している。
――農業生産の情報化実現のための代表的な研究成果は何か。
農業情報化研究所が開発した移動体通信網を利用した農業科学技術サービスシステム「黄金の実」が、科学農業に関連する価値ある実用技術普及で成果を上げている。
とくに、最近新しく更新した「黄金の実」プログラムは、農作物の生育に関する予報資料だけでなく、営農工程実行型、予想収穫高判定型など、農業生産と経営活動に必要な資料を通信網を通じて適時に提供することで、農業部門の職員や労働者の間で好評を博している。
農業科学部門では、今年のエルニーニョ現象で災害性異常気象現象が厳しくなると予想される条件下で、投資が少なく実利が大きい稲の栄養冷涼上毛を育てる方法をはじめ、農業実践に実質的な助けとなる技術を導入した。
農業科学院の科学者たちは、科学技術の力で農業生産力を増大させるための研究活動を引き続き推進する決意に満ちている。