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北朝鮮の地方振興策による建材の生産が開始

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2024年03月10日(日)

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 朝鮮では、国内の資源を利用した仕上げ建材の生産に力を入れている。国家科学技術委員会のリョム・ソンチョル副委員に話を聞いた。

――全国的な仕上げ建材生産の現状について教えてほしい。

 仕上げ建材の国産化と品質向上は、国がとくに重視している事業の一つである。人民により豊かで文明的な生活を提供するために策定された、朝鮮労働党の「地方発展20×10政策」に基づき、全国を再び変貌させる新たな大建設の時代が開かれているこんにち、仕上げ建材の国産化実現はより切実な問題となっている。

 楽浪新技術普及研究所と美林色瓦工場をはじめとする平壌市内の多くの建材生産基地では、美林地区の砂をはじめ、地方原料に基づく瓦やタイルなどの仕上げ建材を生産し、順安地区生活住宅建設場や江東地区畜産基地建設場をはじめとする平壌市周辺の農村建設対象に送っている。

 黄海北道では、従来のタイルに比べて押圧強度と衝撃強度が高く、各種塩基に対する侵食耐性が高い塩田タイルをはじめ、コンクリート管、非焼成白セメント、各種種類のレンガなど、地方建設に必要な仕上げ建材を自国の原料に基づいて生産している。

 地方で一般的な籾殻と藁を利用して音響調和のための壁体防音構造を解決し道内の文化会館に導入した黄海南道では、独自の仕上げ建材生産基地をしっかりと整備し、色外装材、金属建材、衛生磁器など多様化、多品種化、多色化された仕上げ建材を生産している。

 このほか江原道、咸鏡北道、羅先市をはじめ、全国的に各種建具、瓦、セメント、外装材、樹脂製品など様々な仕上げ建材を生産し、農村生活住宅建設と重要建設対象に送っている。

 2023年11月、平壌5月1日競技場で行われた「各道建材展示会-2023」では、仕上げ建材の国産化と品質向上で成し遂げた成果が多数出品された。

 <農村振興の新時代を私たちの建材で!>というテーマで行われた展示会では、各道で地域的特性に合わせて仕上げ建材生産の国産化、品質向上のための事業過程で成し遂げた成果が直観的に示された。

 仕上げ建材の多様化、多品種化、多色化を実現する上で成し遂げた科学技術成果と280種余りの仕上げ建材が出品された展示会は、各道で成し遂げた成果と経験を互いに共有し、地方建設、農村建設の転換的局面を開く上で重要な意義を持つ機会となった。



  • 仕上げ建材

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