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33年ぶりに北朝鮮でリメイクされたアニメ映画「好童王子と楽浪姫」

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2024年03月09日(土)

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 北朝鮮で33年ぶりに改作された長編漫画映画が子供たちだけでなく、大人の間でも人気を集めている。朝鮮4.26漫画映画撮影所文学創作団団長の金チュンウォン氏に話を聞いた。

――最近、朝鮮で人気を集めている長編アニメーション映画「好童王子と楽浪姫」はなぜリメイクされたのか。

 この漫画映画はすでに1990年にわが国で初めて長編アニメーションとして制作され、大きな人気を集めた。アニメーションは朝鮮半島で広く知られている好童王子と楽浪王女の愛の物語を通じて、高句麗と楽浪国の統合のために自分たちの愛を捧げる青春男女の清らかで純潔な心がテーマだ。

 また、国を愛し、民族のために自分の命も惜しげもなく捧げる強靭な愛国心も感じることができる。

 最近のアニメには現代技術が多く導入され、質感や躍動感が高いレベルに達し、作品の内容も同心的なものに限定されず、生活習慣的なあらゆるものを包括することで、子どもから大人まで視聴者の幅が広がっている。

 今回、30年ぶりにリメイクするにあたり、現代的な創作技術を導入しただけでなく、男女間の愛、純潔な愛を超越した国を愛する心、青春男女の愛が愛国心に昇華する過程を通じて、愛国と献身を訴える内容を芸術的に描写することにも力を注いだ。

――リメイク作業で苦労した部分は。

  以前に創作した人気アニメの33年ぶりに作り直すので、それに負けてはいけないというプレッシャーもあったが、作家、演出家など、みんなが力を合わせて良い作品を作ることができたと思う。とくに、新しいことへの進取の気性に富んだ新人演出家たちが大きな役割を果たした。

 創作者たちはリメイク作業中、紀元前1世紀頃の当時の楽浪文化をそのまま反映することに最も力を注いだ。当時の楽浪文化をそのまま再現するうえで、楽浪博物館の協力が大きかった。

 リメイクされた今回の作品は、3D技術を利用し、芸術映画のシーンのような実画面を導入することで、生き生きとした感じを与え、深い感情の世界に浸ることができる。

――視聴者の反応はどうか。

 視聴者は、青春のラブストーリーも面白いが、以前はよく知らなかった楽浪国の位置を今回よく知ることができた、高句麗と同じような楽浪国の民俗伝承風などを多く知ることができたと好評を博している。



  • 今回リメイクされた「好童王子と楽浪姫」。

  • 33年前、オリジナルの「好童王子と楽浪姫」

  • 金チュンウォンさん。

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