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北朝鮮国民が好む靴を開発・生産中

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2024年03月01日(金)

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 北朝鮮で元山靴工場が生産する「メボン山」ブランドの靴が好評を博している。元山靴工場のチャン・スンホ支配人からその秘訣を聞いた。

――地方靴工場である原山靴工場が人民が好んで愛用する名品、名商品を立派に生産できる秘訣について話してほしい。

 金正恩総書記は何度も私たちの工場を訪れ、わが国の靴工業を世界水準に発展させることについて教えながら、生産正常化という概念に、自分たちが作るすべての製品を人民が積極的に好み、愛用し、一番最初に求める製品にするという意味も含まれなければならないと言われた。

 工場では、靴に対する人民の反映をよく聞き、それに敏感に反応しなければならないという敬愛する総書記同志の言葉を受け、新製品開発のための科学研究と生産、販売において人民の要求を最優先している。

―― 2023年、工場の最大の成果は何か。

 大きな成果としては、靴の利便性と堅牢性を絶えず向上させ、150種類以上の新製品を開発し、製品展示場を新設したことだ。

――多品種少量生産という世界的なトレンドに合わせた企業戦略をどのように立てているか。

 人民たちの好評と認識を受け、人民が好む名品、名商品を作り出すために、注文奉仕を企業戦略の一つとして掲げ、従業員全員がこれに積極的に参加するようにしている。平壌と元山をはじめとする各地の靴店や販売所で注文サービスシステムを確立し、人々が自分の足と好みに合った靴を現代的な足測定装置と専門化された生産システムによって作って履くことができるようにしている。

 朝鮮人の体質的特性に基づき開発されたプログラムの利用により、従来に比べて技術準備期間を半分に短縮しながら、製品設計の多様性と生産の科学性を徹底的に確保している。一方、新製品の群衆合評会を毎月恒常化している。

 全従業員は毎月1つ以上の新しい靴デザインを提出しなければならず、そのために、従業員は仕事の余暇と一日の終わりに科学技術普及室で世界の靴産業の発展傾向と科学技術を習得するのが日課となっている。

――工場にはどのくらいの大学生が遠隔教育を受けているのか。

 現在、従業員の半数以上が金日成総合大学をはじめとする中央大学の遠隔教育システムに参加して勉強している。私たちの工場の従業員は、街で自分の工場製品を見かけたり、形が特徴的な靴を見かけたら、意見を聞いたり、形や色合いを描写しておき、新しい図案で完成させるのがみんなの習慣になっている。

 工場では、統合生産システムを構築し、生産と経営活動の情報化、科学化を実現し、生産工程全般に品質管理システムを確立し、消費者の好み、時期や季節に合わせた新しい形の靴を創案して導入している。

 従業員の技術機能水準が高まる過程で、工場では新製品開発で提起される技術的な問題を自社技術力で解決しており、接着剤をはじめとする原料、資材の国産化と再資源化を実現し、原価を下げ、製品の品質も絶えず向上させている。
今年開発された150種類以上の靴も、人の体質や年齢、季節に合わせた特色あるものである。

 今後、工場では原料、資材の国産化と再資源化を軽工業発展の種子、生命線と位置づけ、科学技術と生産をより緊密に結び付け、新製品の開発と生産を増やし、生産工程全般を省力化、省エネルギー化することを目指している。
 





  • 元山靴工場の生産現場。

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