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　朝鮮で化粧品を名品レベルに開発するために努力していることについて、2022年10代最優秀発明家賞を受賞した「ポム・ヒャンギ」（春の香り）研究所のキム・フンウォン副所長(功労科学者、教授、博士、60歳)に話を聞いた。

――朝鮮で人気の「春の香り」化粧品を生産している春の香り研究所について説明してほしい。

　研究所は新製品の開発と分析、品質更新、原料の国産化、商標図案研究など化粧品分野の先端化を使命としている。10余りの基礎研究室と複数の分析室で構成された研究所は、新義州化粧品工場を科学技術と生産、販売が一体化された技術集約型の先端企業に発展させるうえで中枢的かつ核心的な役割を果たしている。

　革新的で効率的な組み合わせと成形、製造方法などの確立で研究と生産を有機的に結合させ、製品の実用性を保証する科学技術成果の達成で、私たちの化粧品を人々が好む名品にすることに積極的に貢献している。

――最近数年間に達成した科学技術成果は何か。

　世界知的所有権機構(WIPO)の発明者メダルと証書を受けた「不老草培養物とそれを利用した老化防止栄養液」が代表的な成果だ。「ポム・ヒャンギ」化粧品のこの老化防止栄養物をフランスの生体皮膚部分石研究所（BIO-EC研究所）で「ランコム」化粧品の老化防止セラム（Lancome advanced genifique）と老化防止効果を比較分析した結果、老化防止活性が顕著で、より良い効果があると評価された。

　「ランコム」の老化防止セラム(Lancome advanced genifique)は、世界65カ国3000人以上の専門家が14年間研究開発した製品で、9つの特許を所有している典型的な老化防止製品だ。これを上回る老化防止栄養物を吸収させた「ポム・ヒャンギ」化粧品を2015年に研究・完成し、同年9月に行われた第11回平壌秋季国際商品展示会に初めて出品し、国家品質認証及び特許製品として認められた。

　これとともに、主要化粧品原料である天然保湿剤、美白剤、紫外線防止剤などを開発・導入した。さまざまな種類の機能性クリームと肉結物、そして「装飾物が入った透明石鹸」、「天然毛髪染色剤」、「フケ除去効果を持つシャンプーの製造方法」など、これまで国家発明を受けた商品は数十件に達する。

――研究所が重視する研究開発の原則と方向性は何か。

　国内資源に基づいた天然原料を韓国式に開発し、多機能化粧品を量産的に開発生産することで、化粧品生産の国産化比率を確実に高めることを開発原則としている。

　世界的に化粧品分野における最大の重点課題となっている天然原料による老化防止物を積極的に開発導入し、覇権を握るのが私たちの目指すところだ。

――新製品の開発展望を楽観しているようだが。

　豊富な国内資源と独自の開発経験があり、科学者、技術者と従業員全員が発明家、創造考案能力者で準備された独自の科学技術力量がある限り、どんな困難な開発も円滑に解決できる自信を持っている。