ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2023年12月24日(日)
朝鮮では平壌市民だけでなく、各地方の教育発展を重視している。これについて新義州教員大学のキム・ソンチョル副学長(副教授、50)から話を聞いた。
――朝鮮における地方での教育の発展状況はどうか。
朝鮮労働党第8回党大会と党中央委員会総会では、国の教育水準を一日でも早く世界の先進レベルに引き上げ、中央と地方の教育格差を減らすための問題が強調された。
金正恩総書記はリニューアル・現代化された平壌教員大学を現地指導され、子どもへの教育では小学校段階での教育が第一に重要だと述べ、小学校の児童をきちんと教育してこそ、今後の専門知識を帯びた人材になりうるとも述べられた。全国のすべての道に教員大学を建設すべきだと助言された。
各道では小学校と就学前の子どもの教育に必要な教員養成は国の興亡をかけた重要な問題としてみなし、教育水準を世界先進レベルへ引き上げるため努力している。
――新義州教員大学の建設過程について教えてほしい。
平安北道では道の教育発展ベルを堂々と代表できるように、地域のk養育革命をリードできる拠点となるように教育内容と形式のすべての側面から、新時代の発展水準に追いつけることを基本目標としている。そのため、教員大学の幅を広げるように建設されている。
7階建ての基本校舎と体育館、電子図書館、寄宿舎などすべての建物の規模と形式を整えた。多機能化された30あまりの教室と10ほどの実験実技教育室があり、千数百ほどの教育設備と教育品が十分に備わっている。
大学を参観した中東、地方の教育部門幹部は、大学の教育条件と環境が中央大学と変わらないと述べたことがある。
――大学の教育方針としてはどこに注力しているのか。
平壌教員大学と同様に、VR、AR技術、AI技術を結合させたバーチャル教授体験システムでの教育を現実的にアプローチし、教授の実践能力をより高めることを主要な教育方法の一つと定めた。
多くの携帯のバーチャル体験実技室などでは180度投影機システムを通じたバーチャル体験もでき、ホログラム技術を導入した舞台で公演も行える。AR技術で実際の動物園を参観しているような体験もできる。
小学校の教室にも最先端の教材を利用し、課程の学科の内容を有機的に結合しながら、多科目学習能力を引き上げられるようにしてある。
幼稚園の課外学習室は大学生が多くの知能型ロボットを設計・組み立てて発表してみる課程を導入した。これにより子どもたちの作成能力を育て、外国語による発表などができるような実践的な実技教育に基づいた教室を置いた。
AR技術を利用した舞台を利用して、美術と情報技術、舞踊と音楽を結合させた総合教育ができる芸能総合実技室などと実物の模型を有機的に結合させ、学生の美術実技能力を高める美術実技質などがある。
大学では最近、新たに創設された20ほどの教育方法が、これも最近行われた全国教員養成部門大学公衆で優秀な評価を受け、その経験が全国で一般化されている。
――学生が大学を卒業すればどこに配置されるのか。
自分の故郷に配置されることになる。経歴と素質が互いに違う大学生がここの教員大学で多方面にわたる知識を持つ立派な教育者として育って卒業した後、教壇で鍛えられる新世代に美しい夢と理想を与えることだろう。