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微量元素複合肥料の生産に注力する北朝鮮

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2023年09月18日(月)

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 龍岳山建材工場が開発した有機栄養物質を含む微量元素複合肥料「三千里」1号が農業部門に導入され、好評を博している。肥料には数十種類の多量及び微量元素だけでなく、10種類以上のアミノ酸とビタミン、殺菌性有機酸とフミン酸成分が添加されている。

 平壌市寺洞区域大原農場の作業班長は、この複合肥料を利用すると、農作物の根の活性が強化され、病害耐性が高まり、収量が多く、特に千粒質が高いのが最大の特徴だと話した。黄海南道松花郡のダアム農場では、長年にわたり何度も試験した結果、複合肥料を利用すると高温と霜、塩分と湿気などの災害性気候に耐える力が強くなることを確認した。

 黄海南道甕津郡長松農場の技術者たちは、温室野菜や果物などに適用した結果、品質を高めながら収穫量を増大させたという。1ヘクタール当たり極めて少量を利用するこの肥料は、使用にも便利だという。北朝鮮で一般的な原料を利用した肥料は、今年の小麦・大麦栽培で1ヘクタール当たりの収穫量を大幅に増加させ、農場から大きな好評を得ている。

 有機栄養物質を含む微量元素複合肥料「三千里」1号は2023年2月に朝鮮民主主義人民共和国特許を取得した。開発者の1人であるラ・ミスン研究員は、全国の農場に拡大導入されたこの微量元素複合肥料に対する南鳥、森林と花卉部門の需要が増え続けていると話した。
 



  • ラ・ミスン研究院

  • 「三千里」1号

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