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北朝鮮・科学技術の向上とその実践の現場

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2021年02月13日(土)

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 各道科学技術委員会が地方経済発展と人民生活向上のために実際に生じている科学技術的問題の解決に注力している。国家科学技術委員会のチェ・ビョンホ副委員長と話を交わした。

――各道科学技術委員会として、実際の成果をいくつか紹介してほしい。

 
平安南道科学技術委員会では、道内の経済発展と人民生活向上のために役に立ついくつかの課題を中心研究課題とし、その課題解決に技術的力量を集中的に投下し成果を上げている。

 道内に無尽蔵にある無煙炭を原料として、鉄鋼生産に必要な代用燃料をつくり、鋼鉄生産の正常化に貢献できる研究が本格的に推進されている。無煙炭粘結剤など代用燃料の開発で生じる問題を解決するこにといて、現地の資源と資材を利用した技術により解決していくことを主な研究活動としている。

 道内で養苗場を設置することにおいても設備などを模倣、踏襲するのではなく、実状に合わせて設置している。2020年だけでも、数十種類の設備を生産した彼らは、今年2021年にも野外での種苗生産設備設計を行っている。

 ある単位の工場では、射出機に新技術を導入して省エネが可能となった経験を応用し、2021年内に射出機を利用する数十カ所の単位に一般化し、より多くの省エネが可能となるだろう。電流安定化溶接機と強行交流接続器も自主制作し、多くの単位に導入されている。

 農村では、薄膜式メタン発酵タンクの導入計画を推進し燃料問題を解決している。黄海北道では道科学技術委員会の工業技術研究所で研究開発された発電機効率を上げる技術を、発電機を利用している道内のすべての単位に導入している。これにより道内の電力生産能力を最大限効果的に利用できるようになった。

 高品質の内火材料を道の鉱物資源をつかって研究・完成するための事業と、セメント生産量を増やすことができる粉砕促進剤も地方原料を用いた研究と導入にも注力している。道内セメント生産能力を引き上げるために貢献できるだろう。

 これ以外にも、農場の石灰炉を省エネ型に改造して生産性をはるかに高めるための事業、廃材となったプラスチックを再利用して人民生活の向上に貢献するための事業など、現実的な意義のある研究を推進している。

 農業研究院では、各地の農村で生じる科学技術的問題を円満に解決しており、金属工業と化学工業、電力工業と石炭鉱業をはじめとする人民経済の主要工業部門音科学者、技術者も奮闘している。

 元山農業大学農業科学技術交流室でも、労力と資材を節約し生産量と日照りに対する効果的な予防を高める研究成果を出した。これは2019年の第34回全国科学技術祝典で優秀な評価を受け、多くの農場に導入され効果を上げている。




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