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翌年の農業生産のために始まった灌漑改善事業

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2020年12月08日(火)

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 翌年の農作業のための準備をしている全国各地の農場では、灌漑施設の整備補強に注力している。11月27日、農業研究院の研究士であるコ・イルキョン博士と話を交わした。


――翌年の農業準備において重要な問題は何か。


コ:翌年の農業を円滑に進めるため、灌漑施設の整備が重要な問題となっている。2019年12月、党中央委員会第7期第5回総会では、農村経理のデジタル化をより完成に近づけ、良好な農業生産のための土台をつくる課業が提示された。


 農村経理のデジタル化においてすでに出ている成果をさらに固め、新たな灌漑施設を建設し、多くの現代的灌水方法を広く受け止め、干害システムを完成させることが農業生産を増やすための重要な問題の一つだ。北朝鮮ではすでに以前から、農村デジタル化を重要な課業として提示・実行し、大きな成果を出している。金正恩委員長、金正日総書記の遠大な構想にしたがって、これまで西海閘門とケチョン・テソン湖水路といった自然の流れを利用した水路が建設され、全国各地に灌漑システムが普及された。


 今年も黄海南道水路2段階工事が立派に完工し、各地で水路拡張、地下貯水池といった地下水施設建設、灌漑構造物の補修、揚水設備などを生産する事業が活発に行われた。


 デジタル化をさらに完成させることは、水害被害を防ぎ、農業生産をより高水準にでき、将来的な生産をも保証するために役に立つものだ。


――具体的にどのような課題があるのか。


コ:すでに用意された灌漑施設を整備補強し、水管理を科学技術を有効に適用させ、今後の日照りや水害があったとしてもそれを防ぎ、水に関する問題をより円滑に解決できる課業がある。灌漑システムにしっかりと基づいた農耕地を準備をしっかりと行えば、日照りや高温、水害被害を防ぎ、翌年の穀物増産も行えることになる。


 農村では道、市、郡と農場にあるそれぞれの能力の貯水池に水を十分に確保する事業が責任を持って行われている。


 一方、干拓地での農業に必要な水資源対策を立案し、地下水施設と補助水源地、水路新設、整備補強するなどの対策がとられている。


――翌年の種苗期間までには時間があるのではないか。


コ:もちろんそうだ。しかし、何も傍観したままでこの事業を進めることは許されない


――特別な対策が必要だということか。


コ:揚水機や変圧器など設備面での準備をきちんと行うことが重要だ。経験は技術者や機能工らの力と知恵を信じて、それをきちんと動員することにあると思う。ジュンサン郡では、14の灌漑構造物補修工事を短期間で終えるなどの成果が広がっている。全国的に中小河川の堤防と灌漑水路、灌漑構造物、貯水池関連施設、排水門、揚水設備などに対する復旧と整備を今年年末までに終えるための事業に注力している。

 



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