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バイデン当選で米朝首脳会談の可能性は?

ニュースリリース| 2020年11月08日(日)

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 米大統領選挙で民主党のバイデン候補が勝利したことで、米朝首脳会談が今後行われるかどうかに関心が高まっている。

 バイデン候補と金正恩委員長はこれまで、数回にわたって避難を繰り返してきた仲だ。今回の大統領選の遊説中に、バイデン氏は金委員長に対し、「独裁者」「暴君」という表現をつかい、ヒットラーに例えたことがある。一方の北朝鮮は、10月11日に朝鮮中央通信の論評として、「バイデンのような狂人を生かしておけば、より多くの人が害を受ける。手遅れとなる前に棒で多胎で置くべきだ」と非難した。

 バイデン氏は強硬な対北政策基調も堅持している。彼は「どのようなラブレター(首脳間の親書交換)もないだろう。私は原則に立脚した外交に関与し、非核化した北朝鮮と統一された朝鮮半島を目指す」と明らかにしている。

 とはいえ、米朝首脳会談の可能性が完全に閉じられたわけではない。北朝鮮は2017年9月にトランプ大統領に向けて強硬な非難を繰り返していたが、それ以降は態度を変えて、2回の首脳会談を行った。

 バイデン候補もまた、「金委員長が核能力を縮小することに同意するのが条件」として、金委員長と会うことはできると述べている。
(毎日経済新聞、2020年11月8日)
 


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