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商品総合誌「朝鮮商品」増補版が出版

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2020年03月01日(日)

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 北朝鮮の名産品を紹介する商品総合誌「朝鮮商品」増補版が出版された。2018年に初めて出版されて~2度目となる総合誌には、朝鮮の名産品と、主に2019年に開発・生産された製品が紹介されている。総合誌を出版した朝鮮国際貿易促進委員会の関係者である、チェ・ジョンチョル氏と話を交わした。

―2018年に「朝鮮商品」が出版されてから2度目の今回の出版になるか。

チェ:そうだ。

―2018年版はどうして作られたのか。

チェ:朝鮮国際貿易促進委員会では、わが国の企業と他国の企業間の貿易取引を活性化し、合営、合作、投資誘致のための準備を行い、北朝鮮企業間の広範囲な協力と交流を支援するため、2018年に初めて「朝鮮商品」を出版した。

 出版したこととその内容については、朝鮮中央通信をはじめ国内外のメディアとインターネットで紹介された。中国やロシア、ベトナム、スウェーデン、ブラジル、ザンビアなど数十カ国と地域に普及し、北朝鮮企業との協力を希望する他国からの企業の参考となっている。

―今回、増補版を出した理由は何か。

チェ:2年に1回、国内で生産される名産品などを包括的に紹介し、北朝鮮と他国企業との相互利益に合わせて貿易活動を活性化するための力になろうという目的で発行された。

―増補版の内容について紹介してほしい。

チェ:2018年9月に朝鮮国際貿易促進委員会で新たに開設されたウェブサイト「朝鮮の貿易」について、まずは紹介したい。貿易専用ウェブサイトである「朝鮮の貿易」では、朝鮮民主主義人民共和国での貿易政策と法律法規、貿易・投資関連単位と対象、経済開発区、国際・国内展覧会、競争力のある会社と輸出品に関する資料と、この数年間、経済貿易分野での成果に関する資料などがリアルタイムで紹介されている。ウェブサイトは、朝鮮語、英語、中国語、ロシア語版がある。

―貿易政策と法律法規にはどのような内容があるのか。

チェ:外国人投資法、合営法、合作法など朝鮮との貿易取引に必要な十数件の法律法規と、朝鮮民主主義人民共和国で実施している対外貿易政策が紹介されている。

―投資に対する内容はどうか。

チェ:投資規模と投資方法、履行機関、収益性など外国企業と投資家が興味を持つ資料が挙げられている。それ以外にも、加工貿易、技術貿易、サービス貿易分野で競争力のある会社を紹介しており、その製品と輸出品の写真も見ることができる。

―経済開発区についてはどうか。

チェ:羅先経済貿易地帯をはじめとする工業・農業開発区、観光開発区も紹介されている。

―商品総合誌に紹介されている企業について教えてほしい。

チェ:天然健康製品会社、銀河大城貿易会社、富強製薬会社、朝鮮開城高麗人参貿易会社、朝鮮銀河薬水貿易会社、朝鮮緋緞貿易会社、そして平壌木材工場、大同江食品工場などがある。

―製品について簡単に紹介してほしい。

チェ:開城高麗人参の製品が最初のページに紹介されている。食料品や医薬品・健康食品、絹織物、アパレル、天然活性剤、雑貨、化粧品、洗浄剤、電子製品、家具、建材、金属材料などの順序で紹介されている。

 朝鮮の特産品である開城高麗人参からつくった開城高麗固形紅参、開城高麗人参を材料としたお茶や酒、ジュース、エキス、天然八穀茶、天然美顔パックといった食料品などの記念品、贈答品がある。「金糖-2」注射薬、血宮不老精、安宮牛黄丸、チャンコッジュース、江西薬水、はちみつなどが紹介されている。多機能的なソファや鏡台、高級ベッド、デジタルテレビも紹介されている。

―2018年版についても問い合わせがあったか。

チェ:そこに紹介されている商品の購入について、問い合わせなどがあれば、朝鮮国際貿易促進委員会と直接連絡や、該当国と地域の事務所を通じて連絡してくれればよい。




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