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国連「北朝鮮、2019年に4000億ウォン台の石炭を輸出」

ニュースリリース|トピックス| 2020年02月12日(水)

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 北朝鮮が2019年、少なくとも3億7000万ドル相当の石炭を不法に輸出したと国連が指摘した。17年に決議された国連安保理での北朝鮮決議2371号は、北朝鮮の石炭輸出を全面禁止している。

 ロイター通信は10日(現地時間)、このような内容の国連安保理傘下の対北制裁委員会パネル報告書の草案を入手した。報告書は「あるい国連加盟国によれば、北朝鮮は2019年1~8月に370万トンの石炭を輸出した。これは金額で3億7000万ドル相当と指摘している。

 また、「このうち280万トンの石炭輸出は、北朝鮮船籍で中国船籍への積み替えでなされている」と付け加えている。北朝鮮産石炭を移し替えた中国船は、中国の長江周辺の施設へ石炭を運んでいるものとされている。

 北朝鮮はまた、2200万ドル相当の河川浚渫土砂を、少なくとも100万トンは中国へ輸出したと報告書は指摘している。北朝鮮は瀬取り方式で石油製品の輸出限度(年間50万ばれる)を超えて輸入したことも明らかになっている。

 報告書は「北朝鮮は2019年に国連対北制裁決議に違反する不法な核・弾道ミサイルプログラムを中断しておらず、かえって発展させている」と記している。昨年、北朝鮮が少なくとも25回のミサイルを発射し、13回のミサイル実験を行い、新型短距離や潜水艦搭載ミサイルもあると指摘している。
(『京郷新聞』2020年2月11日)
 


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