NEWS HEADLINES

農業の現状と農業増産に向けた「正面突破戦」への努力

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2020年02月08日(土)

Facebook

 2020年1月17日から19日まで、19年の農業部門総括会議が行われた。会議に出席した農業出版社のキム・ヒョンチョル部長に話を聞いた。

 

―会議の雰囲気はどうだったか。

 

キム:最高領導者である金正恩委員長が送られた祝賀書簡を受け取ったすべての会議出席者が、今日の正面突破戦に総決起、総邁進して、朝鮮労働党創建75周年となる今年も、必ず多収穫を成し遂げる決意で士気が上がった。

 討論を聞いて、昨年は最悪の条件の中でも最上の成果を成し遂げた多収穫の経験を積極的に交換・共有できた。

 他の農場、作業班と農場員の討論では、増産するためのアイデアを探すことができたという話が多かった。

 

―農業部門の成果を要約すれば、どのようになるか。

 

キム:朝鮮労働党の種子革命の方針を生命戦として掲げ、育種研究事業を栽培技術研究と結合させることで、あらゆる栽培方式と気候条件でも高く、安定した栽培をできる有料種子が育種された。

 多くの農場で有料品種の導入を先行させ、土地利用率を最大に引き上げるように栽培方法を革新し、山間地での農業でも穀物増産を可能とする経験はとても教訓となった。

 アンビョン郡チョンサム協働農場をはじめ、多くの農場で先進的な多収穫農法を大胆に導入し、有機質肥料を生産し、穀物生産を大きく高めた。

 ある管理委員長の討論では、農場の実情に合う科学的経営戦略を立案し、先進営農方法と技術を地域の特性に合うように創造的に適用し、農場員を科学農業の主人として準備させることができれば、最悪の条件でもいくらでも多収穫が可能となるということを感じた。

 農業科学技術の普及を科学的で実利的な方法論をもって進められた経験と、農業用機械作業所を農業前線の武器庫として用意する経験、特に低収穫値でも穀物を増産した成果と経験を聞き、土地を自分の住まいの様に大事なものと見なし、科学的農業をきちんとすれば、山間地帯でも多収穫が可能だということがわかった。

 

―朝鮮労働党中央委員会第7期第5回総会では、農業部門における課業も提示された。

 

キム:金正恩委員長は今回の総会で科学農法を掲げ、多収穫ブームをさらに起こそうと指示された。

 

―いま農業部門の現況はどうか。

 

キム:資料などを総合してみると、1月22日現在、全国で肥料生産の実績が87%程度に上がり、一千万トンあまりが圃田に搬出された。

 農業は人が行い、科学が行うと述べられた最高領導者同志の教えを胸に、協働農場ごとで科学的農業の炎、多収穫ブームをさらに起こそうとしている。

 農業省の幹部が農事作戦と指揮を革新的に行っており、各道、市、郡で実践的模範として大衆をリードしている。

 平安北道の新義州市、泰川郡、郭山郡でも肥料の源泉を最大限に動員し、運搬手段を利用して一定の計画通りに行われている。

 平安南道、咸鏡北道、平壌市など多くの市や郡で、農場別、作業班別、分組別の社会主義増産競争を組織的に進めており、多くの肥料を生産・搬出するための闘争が行われている。

 昨年に実施し、その優越性が確証された有料種子と科学的な営農を習得するための事業が活発に行われている。

 平壌市寺洞区域など多くの市や郡でコンピュータ網を通じたQ&Aを正常に組織し、農業科学技術の普及事業に注力している。

 農業機械部門でも高揚した雰囲気の中で、大衆的な技術革新運動を行っている。



  • 平壌・楽浪区域の農場で肥料作りが行われている。

  • 2019年農業部門総括会議の様子。

ニュースヘッドライン