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北朝鮮での新型コロナウイルス対策はどうなっているか

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2020年01月30日(木)

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 新型コロナウイルスによる感染者数が世界的に広がっている中、北朝鮮でもその対策がとられている。
 朝鮮保健省国家衛生検閲院のパク・ミョンス院長に現状を聞いた。

―朝鮮で現在、新型コロナウイルスの感染者はいるのか。

パク:まだ発生していない。中国・武漢で発生した感染症は中国のほぼ全域に加え、日本やタイなど感染が広がっている。

―朝鮮ではどのような対策が実行されているか。

パク:今回のウイルスがどのような性質を持つのかについて国民にきちんと知らせることと、同時に徹底した防疫体制をとっている。今回のコロナウイルスがどのようなルートで感染しているのかはまだよくわかっておらず、そのためワクチンもまだ開発されていない。特別の治療対策がないのが現状だ。

 このような状況の下で、コロナウイルスに関する状況を国民にきちんと知らせるのと同時に、予防に多くの関心を向けるような対策を行っている。

―現在実施中の対策はどのようなものか。

パク:国境や港湾、空港などで衛生検疫を強化し、朝鮮に入ってこないように徹底した防疫体勢をとっている。住民にはこの病気へのリスクを喚起し、予防策を各種メディアを通じて知らせている。また、感染者がいる地域への旅行を禁止し、海外出張者に対する医学的な監視を行っている。もし感染者が発生した場合には、適時に隔離する方針だ。



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