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北朝鮮の穀物生産量は前年比9万トン増の464万トンに

ニュースリリース|トピックス| 2019年12月23日(月)

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 北朝鮮の今年2019年の食糧(穀物)生産量が、前年比9%増となる464万トンになると、韓国の農村振興庁が発表した。

 12月16日に同庁が発表した「2019年北朝鮮食糧作物生産量」によれば、北朝鮮の食糧生産量は前年比2%増、9万トン増となる464万トンになるという。このうち、生産量が多いのはコメで224万トン。次にトウモロコシで152万トン、ジャガイモも増産となった。これらは、4〜7月に日照りによる水不足や8月の台風被害があったものの、想定よりも影響は少なかったため。また、成長期の8月の日射量も十分にあったことが増産につながったと見ている。

 一方、大豆などの豆類、麦、雑穀類は収穫が減少したようだ。FAO(国連食糧農業機関)は最近、北朝鮮の穀物の作付けについて「今年の農作物の生産量はこの5年間の平均収量に満たない」と明らかにしていたが、今回の韓国農村振興庁の発表は、これを覆すことになる。



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