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経済発展に貢献できるように教育システムを再構成する北朝鮮

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2023年06月04日(日)

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 朝鮮で教育体系と内容、方法を改善し、教育革命を起こすための事業が進められている。金策工業総合大学教務部副部長のペク・チンギュ准教授に話を聞いた。

――現在、教育部門が直面している課題は何か。

 
朝鮮労働党中央委員会第8期第6回全体会議では、2022年教育部門で達成した成果と経験を拡大し、問題を克服するための原則と方途的問題を提示した。

 教育革命における基本は、教育システムと内容、方法を発展させることだ。新しい教授管理制度を実施し、教育システムを決定的に改善して、実践能力を備えた有用な人材、科学技術発展と経済発展で重要な役割を果たす優れた人材をより多く養成できるようにしなければならない。

 学生が先端・学際的な科学知識を含む総合的な知識を習得し、実践能力を所有できるように教育内容を構成しなければならない。そして、学生が主体的な学習者、探求者となり、自ら学習し、研究し、実践する能力を向上させる方向で教育方法を改善しなければならない。

――2022年、大学で成し遂げた成果を挙げてほしい。

 
1万ほどの教授案からの党の政策化を高いレベルで実現し、実用的で優れた100件あまりの教授方法が導入され、50人余りの模範教授者が輩出されるなど、多くの成果が達成された。

 大学のナノ物理工学研究所の研究成果は人民経済の発展に積極的に貢献している。研究所では協力研究を通じて、独自の4軸CNCプラズマ切断機、ナノ複合材料を利用したオゾン発生器、ナノ複合樹脂添加剤を開発した。現在、研究所ではナノ触媒を利用した水素エネルギー開発研究課題の遂行で顕著な前進がなされている。

――大学ではどのような事業を推進しているのか。

 
先進的な教育を提供できるように教授管理制度を改める事業で、世界的な潮流となっている制度を私たちの実情に合わせて受け入れるための研究を深め、新しい教授管理制度実施細則を作成した。そしてそれを2つの学部と工学の秀才クラス、科学の秀才クラスに試験的に実施できるコース案作成事業を推進している。

 一方、工学秀才班、科学秀才班と博士課程、工学科学研究院のカリキュラムにつながる人材養成体系を完成させるための事業を進めている。学術一元化事業を強化し、中央と地方の教育水準差を減らすための事業と、大学の教育条件と環境を一新する事業が進められている。

 大学では、学生が実験テーマを選定し、自ら実験計画を策定し、任意の時間に自ら結果を出すオープン型実験室を作り、総合実験教育館を国家的な重点実験教育の模範単位にするための事業も推進している。

 先端技術製品の生産能力をさらに高め、その応用分野を広げるための課題も設定された。そして、金策鉄鋼連合企業所の銑鉄生産能力を高め、酸素熱法炉の正常運営で提起される科学技術的問題を解決するための事業が進められている。

 龍城機械連合企業所に出向した大学研究集団も私たちの力で化学工業発展に貢献する大型設備を完成させるための設計検討に着手した。
 



  • 金策工業総合大学ナノ物理工学研究所の研究者

  • 金策工業総合大学教務部副部長のペク・チンギュ准教授

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