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北朝鮮「経済発展のために電力量増加に注力」

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2023年04月01日(土)

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一国の経済発展と人民生活の向上において死活的な問題として、北朝鮮は、電力生産に国家的な力を集中させている。これについて、電力工業省のキム・ミョンヒョク責任部員から話を聞いた。

――2022年、電力工業部門での成果は何か。

 電力工業省では党中央委員会総会の決定貫徹の溜めに行動しているすべての部門、すべての単位の電力需要を円滑に充たす溜め、生産組織と指揮系統を強化し、電力生産計画を101%、工業総生産額計画は105%を超えて行った。

 水力発電所で計画された発電設備の大補修と主要施設の工事を成功裏に終え、生産を正常化しながらも貯水池に多くの水を確保し、す力による電力生産を安定的に行えるようにした。火力発電所の発電設備の大補修を行う為に必要な補修用資材を工事に先駆けて保障する一方、不良ケーブルなどの整備補強も推進し、発電量の増加に注力している。

 すべての同送配電部に電力地理情報システムを導入し、このシステムに基づいて送配電系統を合理的に構想するための工事を本格的に展開した。水力発電所の水監理を科学的に行えるようにし、また火力発電所に燃焼自動操縦技術などを導入して燃焼効率と熱効率を高め、電力増産の土台を強化できた。

――電力工業部門を発展させるために、何を重要視しているのか。

 
電力工業を発展させるために科学技術力の強化に注力している。2022年、電力工業部門科学技術発表会と研究討論会が、朝鮮科学技術総連盟中央委員会朝鮮電力工業協会の主催で行われた。この発表会と討論会では、当面の電力需要を円滑に満たしながら生産を高いレベルにまで引き上げ、電力の途中損失を減らし、新たな動力基地建設を拡充させた科学技術的成果の経験を広く普及・一般化することを目的としている。

 60件あまりの価値のある論文が提出され、水力発電所のリアルタイム効率測定システムをはじめ、発電設備の整備補強と電力増産に大きく貢献する科学技術的成果が高い評価を受けた。研究討論会では、学会側からの参加もあり、国の経済発展と人民生活における実際的問題を解決するため、朝鮮労働党の意図を受け止め、電力系統の周波数を段階別に引き上げるための合理的方案をめぐって真摯な討論が行われた。

――2023年の電力工業部門における課題は何か。

 
党中央委員会第8期第6回総会は、当面の電力需要を満たすための増産作業を展開し、生産力の土台を全般的に整備・補強して、将来性のある事業拡大と国家経済の安定的発展、人民の物質文化生活をしっかりと保障するための課題として提示した。

 電力工業部門の勤労者と幹部は、5カ年計画の遂行において科技とのある2023年度の課業を力強く完遂し、祖国解放戦争勝利70年と共和国総研75周年の意義深い年の記念となるように注力している



  • 北倉火力発電所の作業員

  • 北倉発電所

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