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地方工場の現代化を急ぐ北朝鮮

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2022年12月03日(土)

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 朝鮮で金化郡地方工業工場をモデルケースとして地方の興行工場の現代化を積極的に推進している。食料工業省のリ・ヒョンファ部員から話を聞いた。

――全国各地で地方工業の現代化のための事業が積極的に行われているそうだが、具体的にはどう行われているのか。

 
江原道金化郡の地方工業工場の現代化を行い、その経験を全国各地に拡大する事業が推進されている。

 各部門の能力ある幹部を含めた中央推進委員会が組織され、ここが全国の工業工場のリニューアル・現代化事業を統一的に指揮している。各道や市、郡の実務幹部が2022年9月まで金化郡の地方工業工場を参観、講習に参加している。

 一方、金化郡の工業工場の技術課題、工程、設備設計が作成され、全国の道、市、郡に普及されている。これらを参考にし、現代的な製品生産工程が計画されるようになった。

――各道や市、郡の現状はどうか。

 
平安北道で工業工場の現代化に注力している。同道では生産工程の現代的な整備・補強に重点を置き、生活必需品などの展示会をしばしば開き、競争を刺激して質の向上に努めている。新義州市栄誉軍人チャンウォン樹脂日用品工場に樹脂製品の生産工程が新設され、数十トン能力の苛性ソーダ生産工程が新たに用意されており、また砂糖生産工程の現代化が実現されるなど、地方工場の物質・技術的な蓄積という点においてよい成果が出ている。

 咸鏡北道では会寧市、スソン川総合食料工場をモデルケースとして打ち出し、統合生産システムの構築、生産、経営活動の科学化・情報化を実現した経験と成果を交換・共有するようにしている。

 スソン川総合食料工場に昆布の加工品生産工程が完備され、味もよく栄養価も高い昆布加工品を子どもたちに供給している。

 黄海北道でも、沙里院基礎食品工場の生産工程の自動化、ライン化、無菌化、無人化の実現を目標に現代化工事を推進している。松林市の食料工場も金化郡の地方工業工場の水準で完工させるための事業を推進している。

 このほかにも、慈江道で熙川市日用品生産共同組合をモデルケースとし、リュック型の噴霧器や樹脂管などの生産経験を基に、多くの製品生産量を増やすことができる設備の導入に注力している。



  • 地方の工場で生産された洗剤。

  • 金化郡地方工業工場。

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