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2022年春の麦収穫を終えた北朝鮮

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2022年08月16日(火)

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 全国各地で今年2022年の小麦、大麦の収穫が一段落した。今年の状況について、農業委員会のリ・ヨンチョル副局長から話を聞いた。

――最近、国の穀物生産の構造を変える問題が重要視されている。

 
そうだ。国の穀物生産の構造を変えることは、人民の食生活文化を改善させるために、朝鮮が重視している問題の一つだ。農業委員会と全国各地の農業部門の関係者は、小麦と大麦の生産を改善するための対策を立案し、実行に移している。

――全国の農村で小麦、大麦の収穫が終わったが、農業委員会は収穫に向けてどのような対策を立てたのか。

 
今年の春小麦、大麦種まきを計画通りに進め、2022年2月に黄海南道新川郡石堂協同農場は今年の営農関連の技術練習会を開いた。一方で、秋の小麦と大麦の収穫を高めるための農業技術的対策もしっかりと立案した。

 今年の春小麦、大麦種まきでは、まず栽培に適した土地を決めて、地力を高めることを重視した。栽培面積が増えたが、それに合った栽培方法を学ぶための技術講習会の開催といった事業を行った。合理的な種まきを導入したり、1ヘクタール当たりの生産を高めるための正しい方法論を確立し、実行した。

 前2021年に続き、今年も天候条件がとてもよくなかった。災害を誘発する異常気象が起きるものと想定し、その被害を最小化するうえで各地域や単位の地域的特性と気候条件に合った科学的な栽培方法を確立するようにした。結果、小麦、大麦共に1ヘクタール当たりの生産を画期的に増やした単位が出てきた。

――具体的にはどんな成果があったのか。

 
黄海南道農村経理委員会で小麦、大麦秋の計画を立て、それを実行するために必要とされる項目を突き詰めながら、その日の計画遂行に対する要求性を高めながら、落ち度がないように注力した。アンアク郡、チェリョン郡、信川郡では多くの営農工程が重なる中、組織的に効率を高め、毎日広い面積の小麦、大麦生産を進めた。

 ペチョン郡、ヨンアン郡、オンジン郡、カンリョン郡をはじめとする郡と多くの協同農場で、麦を短期間で収穫した。平安北道、平安南道など各地の農村でも小麦、大麦をきちんと育て、よい収穫量を得た。

――小麦、大麦の優良品種の種子育成も重要だ。

 
そうだ。農業研究院の畑作物研究所で優秀な小麦、大麦品種の育種研究を行っているが、革新的な成果が出ている。既存の研究室に併設されていた研究室に加え、麦専門の研究室も設立し、生物工学研究室も新設された。その結果、三つの新種の小麦、大麦を生み出し、これを土台に優良な種子を多く生産できた。パン向けの品種など多用途の麦を育成するための研究からも成果が得られた。



  • 麦関連の営農を行っている

  • 黄海南道の農場

  • 農業委員会のリ・ヨンチョル副局長

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