NEWS HEADLINES

北朝鮮の穀物増産への努力

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2022年06月11日(土)

Facebook

 朝鮮全国の農場では、穀物生産を増やすための社会主義競争が活発に行われている。朝鮮農業勤労者同盟中央委員会のホン・ジョンチョル課長と話を交わした。

――2022年3月に穀物と畜産生産を増やすための2021年社会主義競争総会についてどのような話がされたのか教えてほしい。

 
農業勤労者同盟中央委員会が主催する多くの競争の中の一つだ。毎年行われていることだが、全国の農場が参加している。金正恩総書記は2021年9月、最高人民会議第14期第5回会議で施政演説を述べられたが、人民に安定、満足できる生活を提供しようとすれば、農業発展にまずは力を注ぐべきだと述べられた。

 農業部門の幹部と勤労者はこの1年間、金正恩総書記が提示された綱領的課業を高く受け止め、穀物生産を増やすための社会主義競争への熱意をより高め、2021年を勝利の年として光輝かせることにはっきりとした成果を上げた。

社会主義競争総括では、協同農場で成し遂げられた成果を評価した。平壌市で有機質肥料生産を高めて圃田で使うための区域、郡、農場間の社会主義競争を繰り広げ、穀物生産において大きな成果を得た。全国で最大の農業地域・穀倉地帯である黄海南道の農場でも、目標を達成した。

 安岳郡徳成協同農場では、農作物の肥料管理を科学技術的に行う為の大衆運動を活発に行い、五局協同農場では営農工程別による技術講習会を成果的に組織し、病害虫駆除対策を先見性を持って立案し、穀物生産計画を遂行した。具体的には、安岳郡五局協同農場では大苗による種別組織栽培を導入することに優秀な経験を得た。この農場では、多くの労力と時間を浪費してしまい田畑にムダが生じてしまう古い営農方法を捨て、先進的な営農方法へと大胆に転換し、その優越性が実際に確証できた。

 農場の古い思考や観点を簡単に打ち破るための技術講習と共に、優秀な苗を得られるよう種植えの機械を改造し、これまで25日以上かかっていた田植えを10日あまりで、かつ質的にも向上させて終えるようにできるようになった。その結果、1ヘクタール当たり10トン以上の穀物を生産できた。

 徳成協同農場でも土壌別の肥料選択・投入時期とその方法、天候変化による病虫害対策など科学的に行いながら、地力と気候条件に合わせてきちんと行い、1ヘクタール当たり10トン以上の生産を上げるようになった。

 現在、全国の農業勤労者同盟の幹部らが2022年の社会主義競争でも安岳郡の勤労者を模範として、現代科学技術に基づいた自力更生の闘争を強く発揮できるように、指導事業を迅速に行っている。農業部門の幹部と勤労者は、日照りによる被害を官需できる要素を具体的に調査し、その対策と方法をより徹底して立案している。

 雨量がとても少ないと予想される黄海南道と黄海北道、開城市などに幹部を派遣し、地域別、単位別に日照りによる被害状況を具体的に把握して実務的な措置をとろうとしている。当面の営農工程を日程通りに進めながら、日照りが発生する圃田から給水車と小型揚水機などの機材を総動員するなど、日照りによる農作物被害を事前に防ごうとしている。



  • 黄海南道五局協同農場

  • 黄海南道五局協同農場

  • ホン・ジョンチョル課長

ニュースヘッドライン