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科学技術分野の人材を国家的に把握・活用する北朝鮮

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2022年03月16日(水)

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 朝鮮で人材を国家的規模でより科学的に、計画的に、また全面的に管理している。国家科学技術委員会のパク・チンソン部員が解説する。いま北朝鮮の経済を成長させるためにもっともネックとなっているのは、人材が足りないということだ。すべての事業を大胆に革新しようとする今、新たな人材を育てることは切実な課題となっている。

 朝鮮のすべての部門、単位で将来国の一翼を担う科学技術人材、行政幹部、党幹部を育成することを5カ年計画の重要な課題としてみなし、計画的に推進している。とくに人民経済のすべての部門で、自分の分野に筆よな人材を自主的に育てる原則において事業を主導・精密に行い、経済指導幹部は自分の部門の実態を把握し、改善とその対策を模索するために、人材をまず探すことが重要な問題解決の方法だと考えている。

 人材発掘と育成、管理を国家的範囲で統一的、計画的に進めるために、北朝鮮では国家統合人材管理システムが開発され運営されている。省、中央機関と全国の各道の科学技術委員会や工場、企業所、協同農場で自分の部門と地域、単位の人材に対する情報登録事業が進められている。

 開発まもない未熟な部門が多いが、われわれ式の効率的な国家統合人材管理システムを自分の部門や地域、単位の発展に積極的に活用するための情熱が徐々に高まっている。

 資源開発省や国土環境保護省、石炭工業省をはじめ省庁や中央機関と金策総合工業大学や国家科学院、農業研究院、医学研究院など教育・科学研究機関で先んじて行っており、ほかの機関でも自分の部門と単位の人材を100%把握して国家統合人材管理システムに登録している。

 国家統合人材管理システムを運用するため、人材情報資料を入力し、街頭単位から生じる科学技術的問題を解決するために必要な人材を選抜・動員するようになっている。部門別、地域別、単位別に人材を漏れることなく把握・登録し、国家統合人材管理システムを通じて全国家的な人材管理事業がより科学的に行われるようなっている。

 人材情報の登録事業では、各人材の能力と資質などを正確に反映し、システムを通じてある問題の解決に必要な人材に対する管理を円滑に行えるようになった。彼らによって、部門と地域、単位で生じた問題を能動的・実利的に処理できる。例えば、もしある農場で病害虫からの被害防止に関連する問題が生じたとすれば、農業研究士とその問題解決に実践的な経験と技術を持った人材、該当する問題を最短期間で解決できるような経験と能力のある人材を迅速に派遣できる。

 このシステムを導入して以来、石炭工業省など各省庁や中央機関と多くの単位では、各部門などのプロジェクト進展に成功し、国家の全般的な発展をリードするために効率的な人材管理システムとして、社会主義国家の本質的な特性に基づいた集団主義的人材管理方法として評価されている。

 現在、人材情報登録事業を改善するための措置を行っている。国家統合人材管理システムに登録された人材の技術・技能レベルが上がり、科学技術研究における課題を行う為の情報を適時に更新できるように進めている。人材管理システムの優越性に対する認識が高まって、多くの機関と幹部らの間で人材情報の登録に対する関心が高まっている。今後もこの事業を積極的に推進していく。



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  • パク・チンソン氏

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