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米ヘリテージ財団のブルース・クリンナー先任研究員
　尹錫悦候補の当選は韓国と米国間に外交安保政策においての一致をもたらす。
　対北朝鮮政策では、米韓観の向上された協調（improved coordination）が可能となる。北朝鮮が保証を受ける前にまず非核化措置をすべきという相互主義的アプローチとショー的な首脳会談を拒否するという尹当選者の立場は、バイデン政権の立場と同じだ。

元6者協議米国次席代表のジョセフ・デトラニ氏
米韓同盟が朝鮮半島の完全で検証可能な非核化という目標に完全に一致するように集中するだろう。

ランド研究所のスー・キム政策分析官
尹当選者は北朝鮮に強硬的な立場を明らかにしており、米韓の北朝鮮問題においてより大きな協調がなされる。これにより米韓同盟が北朝鮮問題を超えて、域内の問題をともに解決する同盟として拡大される可能性が高い。
　今でも継続している地政学的挑戦と危機状況を考えると、バイデン政権は韓国の尹政権を歓迎するだろう。

ブルッキングス研究所のパトリシア・キム研究員
尹当選者はとても厳しい地政学的状況に直面している。北朝鮮が核問題の交渉の場に出てくることにまったく関心を示して織らず、かえって外部との敵対的姿勢を批判しており、軍事力強化に集中している。このような状況で尹政権がどのような提案を行って北朝鮮を交渉の場につかせるか不透明だ。
（RFA、2022年3月9日）
https://www.rfa.org/korean/in_focus/nk_nuclear_talks-03092022163746.html