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北朝鮮で果樹生産の計画超過相次ぐ

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2022年02月07日(月)

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 果樹部門で党中央委員会第8期第4回総会での決定貫徹のための事業を積極的に展開している。朝鮮農業勤労者同盟中央委員会のキム・ミョンジュン部員から話を聞いた。

――果樹農場の幹部、労働者の熱意はどのような状況にあるか。

 各地の果樹農場で優良な果実品種を広く植え、先進的な栽培技術を確立し、子どもたちと人民に各季節ごとに新鮮な果実と多くの果実加工品を供給的できるような準備を行っている。

 2021年末、果樹部門の社会主義競争のあり方を総括した。大規模果実生産単位であるクァイル郡とプクチョン郡、コサン果樹総合農場、大同江果樹総合農場を1分類として、農業省の32の果樹農場を2分類として行われた2021年の社会主義競争について総括した。

 果樹部門でも2021年に、災害を起こすような異常気象の影響を強く受けた。冷害と高温が繰り返され、雨量も多かったなどとても不利な条件での農業を強いられた。しかし農場では、これらを自力更生、艱苦奮闘の革命精神で克服し、社会主義競争の中で大きな成果を成し遂げた。

 プクチョン郡では党中央委員会常務委員会プクチョン拡大会議60周年となる昨年に、62万4000あまりの優良品種の苗を生産し、150ヘクタールほどの果実の根を改良し、450ヘクタールの果樹園も改良した。そして1000トンの有機肥料と生物農薬、光合成強化剤を生産して利用し、昨年よりも数千トンの果実をより多く生産した。結果、果実生産計画は113%の超過達成となった。

 わが国の果樹のふるさとといえるプクチョン郡リョンジョン果樹農場では、果樹園で作業班間の社会主義競争を繰り広げ、リンゴを1ヘクタール当たり平均20トン以上生産した。大同江果樹総合農場でも果樹畑の知力を高めるため1万5000トンの能力を持つ炭酸化自給肥料生産工程とドロップ式果樹システムを確立し、果樹の栄養管理を改善できるようになった。

 トクソンリンゴ農場では動物の育成で競争を行い、果樹と畜産の双方で循環的な生産ができるシステムを確立し、自然流水式果樹システムも導入して果実生産計画を150%超過達成した。

 オンチョン果樹農場では3次元の枝切断プログラムを開発して導入し、農業労働者の技術機能レベルを高め、果樹園の知力を高め、果樹の栄養管理を科学技術的にうまく行い、果実の品質と味を評価するための審査で優秀な成績を収めた。ミョンガン果樹農場では、アミノ酸微量元素総合栄養液を噴霧することを行い、糖度が高く品質もよい果実の生産量を増やし、計画を110%台を超えて達成した。

 リンゴと梨の品質と味を群衆審査と科学的・測定器で分析する方法で評価した結果によれば、リンゴではクァイル郡の「愛国2号」、大同江果樹総合農場の「スクチョン」、温泉果樹農場の「スクチョン」「チョルリョン」などが優秀な結果となった。梨ではプクチョン郡の「スジンタン梨」、コサン果樹総合農場の「ヘジュ梨」、シンポ果樹農場の「シンチョン梨」、リョンチョン果樹農場の「新義州梨」などが優秀な成績を収めた。

 プクチョン郡で肥料を多く使い、果樹の生育を改善したため、味と生産量を高めた経験が高く評価された。果樹と畜産の生産システムを導入して得られた水肥料で果樹の栄養状態を改善し、無尽蔵な原料として10種類あまりの植物性農薬を生産できる植物防疫所を設立し、輸入農薬依存度を下げ、品質がよい果実を計画より2000トンほど多く達成した。リョンチョン果樹農場で最高収穫年度レベルを突破した作業班と1ヘクタール辺り50トン以上生産できる圃田が、昨年より増えた。果樹保管庫の能力拡張の議論されている。2022年にはより高い果樹生産目標を設定し、社会主義競争を強力に推進していく。




  • キム・ミョンジュン部員

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