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北朝鮮がナノ産業発展を推進

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2022年01月29日(土)

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 朝鮮ではナノ産業を創設する事業が力強く推進されている。これについて、朝鮮科学技術総連盟中央委員会のチャン・チョル部員は、次のように述べた。

 2021年10月、朝鮮科学技術総連盟中央委員会が主催し、全国ナノ技術部門科学技術展示会2021が、国家資料通信網を通じてのバーチャル展示会方式で行われた。全国のナノ技術部門と関連部門で該当する単位と教員や研究士、技術士、現場幹部などが参加する展示会は、科学技術展示会部門や科学技術発表会部門に分かれて進められた。

 「ナノ産業創設のための土台強化」を主題に行われた展示会の目的は、ナノ技術部門で成し遂げられた科学研究の成果を広く交流して普及させ、ナノ産業創設を進めるきっかけになるようにしようということにあった。展示会は金属や機械ナノ分科、科学・採取ナノ分科、農業ナノ分科、人民生活・軽工業ナノ分科、医学ナノ分科など11の分科に分けて行われた。

 国の経済発展と人民生活向上において、実質的に貢献し世界的な競争力を持つ技術を開発するための2021年、22年の闘争過程で成果を得た十数件のナノ科学技術成果と製品が展示され、100あまりの科学研究論文が提出された。出品されたナノ科学技術成果と製品、発表された論文の多数は農業生産を増やし、原料や資材の国産化やリサイクル実現に貢献できる、われわれ式のナノ科学技術成果と製品だった。

 展示会で提示された成果と製品件数、発表会に提出された論文件数もこれまでと比べ明らかに増えた。農作物の生育期間を短縮し、安全に収穫できるようにしたナノ二作結実材が開発・導入され、災害をもたらす異常気候が起きる現状においても農業生産を継続して安全に増やすことができるようになった。以外にも、保健部門の物質技術的土台を強化し、生態環境の保護に貢献できるナノ技術製品も出品された。

 農業研究院農業ナノ技術研究所では、工場の生産過程で生じる廃棄物であるケイ素軟材を利用し、ナノケイ素肥料生産の工業化を実現して全国の数十万ヘクタールの耕地面積に導入された。ここでも農業生産の増加に成果を得ている。

 国家科学院ナノ工学分院でも、穀物に水分を与える促進剤を開発し、全国の多くの農場に導入された。これは化学肥料を少なく使っても、また不利な天候にも安全に収穫できるという成果を得た。




  • チャン・チョル部員

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