ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2021年12月04日(土)
化学工業部門の工場や企業所では2021年の目標を完遂するため最後の追い込みに入っている。2021年10月26日、化学工業相のチョン・ヨンジュン副局長(39)に話を聞いた。
――金正恩総書記の歴史的な施政演説で提示された課業を受け止め、どのような対策を講じているか。
化学工業省で協議会を開き、省で解決を待っている問題に対する発展と方向性のある対策と仕事の役割など再度改めた。人材育成と科学技術発展目標を検討し、自分たちの技術力を強化しながら肥料生産計画を達成し、化学製品の生産を増大さえるための方法を協議・推進している。
今回の施政演説では、炭素1化学工業創設の問題が重要視され、また強調された。この創設と灰芒硝を原料とする基礎科学工業を発展させ、アシによる紙と繊維生産を実現して、褐炭を化学工業の基本原料として利用するための事業を行うなど、経済生活と人民生活の向上を実質的に推し進めるべき任務と提案されている。
炭素1化学工業創設のための対象工事において出てくる科学技術的問題を解決し、工程の設定に拍車を掛けられるように組織事業がより具体化されている。
新義州化学繊維工場では現代化のためのリニューアル工事計画を予定通りに推進できるように注力している。
――化学工業部門の人材育成事業の進捗はどの程度か。
化学工業研究所を化学工業発展をリードできる研究集団とし、設計力の強化に関心と投資を集中させている。工場や企業所に新製品の開発と技術再強化を担当する応用研究組織を置き、能力が伴った研究者を補強するようにしている。
多くの工業製品と日用品の生産の原料として利用されるプロピレン繊維の質を左右する触媒の国産化を実現するため、われわれ式の触媒生産工程を確立した。数カ国による独占物だった触媒の生産原価を輸入触媒の5分の1以下に下げたことにより、新たな触媒製造技術の拡大に注力している。
――現在の生産状況はどうか。
興南肥料連合企業所で肥料生産に関して画期的な成果が出ている。全般的な生産工程の整備・補強と既存生産能力の向上を図るための事業が積極的に行われている。また肥料生産性の向上を後押しする革新的な技術導入に力を入れて生産を増やしている。