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2022年3月韓国大統領選が本格的に開始

ニュースリリース|トピックス| 2021年07月13日(火)

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 2022年3月9日に行われる韓国大統領選挙の「予備候補」登録が始まり、本格的な選挙戦の幕が上がった。政権交代を望む世論が政権維持よりも多いのが現状だが、文在寅大統領が任期末に異例とも言える高い支持率を記録しているなど、現段階で結果を予測するのは難しい。

 韓国・中央選挙管理委員会は2021年7月12日に、予備候補登録を始めた。与党「共に民主党」など与党側では、李洛淵・同党元代表と丁世均(チョン・セギュン)前首相、野党側からは尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検察総長と劉承●(ユ・スンミン、●は日へんに文)元議員がこの日に登録を済ませた。李在名(イ・ジェミョン)京畿道知事は知事職を維持するために登録を後回しにしている。現職の首長が立候補するには、選挙日から90日前となる2021年12月9日までに辞職しなければならない。

 「共に民主党」は党内での統一候補立候補者の登録を実施した。李在明氏、金斗官(キム・ドゥグァン)氏、丁世均氏、李洛淵氏、朴用鎮(パク・ヨンジン)氏、秋美愛(チュ・ミエ)氏の6人が候補者として決定した。

 野党側からの候補者は10人を超える。党外では、尹錫悦氏をはじめ崔在亨(チェ・ジェヒョン)元監察院長、金東兗(キム・ドンヨン)元経済副首相、張誠珉(チャン・ソンミン)元議員が出馬を宣言、あるいは準備中だ。最大野党「国民の力」内では、河泰慶(ハ・テギョン)、尹喜淑(ユン・ヒスク)、洪準杓(ホン・ジュンピョ)の現職議員らや劉承●氏、元喜龍(ウォン・ヒリョン)済州知事、黄教安(ファン・ギョアン)元代表、安相洙(アン・サンス)元仁川市長などが出馬を宣言、あるいは出馬を予定している。

 野党側での最大の関心事は、世論調査の支持率でトップを走る尹錫悦氏が「国民の力」に合流する時期だ。同党の李俊錫(イ・ジュンソク)代表が2021年8月に党内代表候補選を始めると言及した状況で、その前までに入党しなければ秋に単一化手続きを行う可能性が高い。

 世論調査機関が毎週行う調査によれば、文大統領の支持率が18週ぶりに40%台を、「共に民主党」支持率も6週ぶりに30%台を回復した。世論調査機関のリアルメーターが2021年7月5日から9日まで、18歳以上の有権者2519人を対象に行った調査では、文大統領の国政支持率は3.1%上昇し41.1%を記録した。どの政党を支持するかとの質問には、民主党が32.9%、「国民の力」37.1%となっている。

 時事評論家のユ・チャンソン氏は「政権交代を支持する世論が優勢だが、与野党間の支持率の差はそれほどない。与党側では李在明氏と李洛淵氏との差が縮小しており、大逆転となる可能性を排除できない。野党側は誰が最終候補となるかが最大の変数になるだろう」と指摘する。
(「ソウル新聞」2021年7月13日)

2021年7月12日 予備候補者登録申請
2022年2月7日 在外選挙人名簿の確定
   2月13~14日 候補者登録申請
   2月15日  選挙期間開始日
   2月23~28日 在外投票所での投票
   2月25日 選挙人名簿確定
   3月1~4日 船上投票
   3月4~5日 事前投票所での投票
   3月9日   大統領選挙日

 


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