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梅雨、台風に備え自然災害対策に注力する北朝鮮

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2021年07月04日(日)

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 朝鮮が水害や台風、強風被害を規定事実化し、それを防ぐための事業に注力している。国家非常災害委員会のハン・ウンヘ部員と話を交わした。

――いま災害をもたらしうる気象による自然災害を防ぐための国家的対策はなにか。

 世界各地で水害、日照り、暴雪、寒波などによる自然災害が破局的な被害を与えているが、これに対する注意喚起を高めている。この数年間、朝鮮でもひどい高温と日照り、梅雨と台風など災害を起こす気象が毎年発生している。

 今年も災害をもたらす気象が発生し、再び被害を与えるということを前もって認識し、その対策準備を完璧に行って被害をできるかぎり最小化することで、穀物生産と経済建設を守ろうとしている。

 これまで、災害をもたらす気象の影響を大きく受けている部門は農業部門だった。農業では幹部を中心に対策と指揮をどのように行うかによって、自分たちが担当する地域や農場の1年間の農作業が左右されることを自覚し、この事業を大胆に計画し、一部の隙間もなく立案して強く推進するようにしている。

 ここに、科学的で現実的な対策を立てるようにしている。

 災害をもたらす気象を前提にして、科学研究機関との協同して科学的対策を立て、農事における計画と指導を行いながら、地帯別、地域別の特性に合わせた作物と品種の配置も、時期に合わせて種をまくという適切な配合を行うようにしている。

 とくに台風の被害がひどかった地域では背が低い作物を多く植え、栽培方法を改善するようにしている。

 気候変動と農作物の生育状態に従って肥料栽培管理を科学的に、能動的に行うことで被害を最小化し、土壌学的特性に対する分析に基づいて累計別によって土地改良事業を活発に行うようにしている。

――道や関連単位では、どのような事業が進んでいるか。

 平安北道で排水路や用水路の深さをさらに深くするなどより頑丈にして農事を安全に進められるような対策を研究している。現在、数百キロメートルの抽象河川の川底を掘る作業と保守工事を進め、多くの貯水池の防水路、取水門、保守作業を行っている。一部貯水池の危険カ所に対する補修工事も最終段階に入っている。

 咸鏡南道でも河川と水路整理などを結ぶための事業が活発に行われており、大同江大水路指揮所では、水路から大同江流域の歳と住民地区、農耕地を保護するための対策を立案している。

 陸開運部門で閘門、堤防などの水門の引き上げ設備と構造に対する整備補修に力を入れており、その運営準備を徹底して行っている。気象水門局では大水予報の科学化をより完成させるための事業をきちんと行っている。

 昨年に水害と台風、津波で大きな被害を受けた海外地域で予防対策を積極的に行っている。黄海地区の水産業単位で、台風と津波被害を防ぐための海岸構造物補強工事を積極的に行っており、海外防潮堤をはじめ多くの保護施設をしっかりと建設し、正常に保守・管理ができるようにしている。

 金策水産事業所では組み立て・解体が簡単で原価が安い新型の部材コンクリート枠を製作し、毎日部材生産を増やしている。リョンジン水産事業所でも部材の供給対策とともに、構造物補強作業を追求している。

 咸鏡南道では河川の川底浚渫など大水被害を最小化する他萌乃重要な仕事を行い、市、郡でねばり強く推進している。

ー―山間地域でも被害防止対策を実施しているのか。

 山間地帯の市や郡で河川整理など、とくに河川の川底を深める作業と水路の補強などを行っており、河川の水流能力を高めている。とくに川底を深まった場所と多くの水路を連結させる地点などに土と砂を多く堆積してもよい区間を掌握して、該当工事を計画的に推進してる。

 幹部は該当単位との連携の下、掘削機のような重機械を積極的に動員する一方、作業量が多い区間に対する川底に重機械と運搬機材を集中して配置し、実績を上げるようにしている。プクチョン郡、クムヤ郡など多くの地域では、昨年の教訓を深く胸に刻み、機械回収団を総動員して川底を深くし、水路を補強する一方、関連工事を高品質で進めている。




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