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田植えが始まった北朝鮮

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2021年05月30日(日)

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 朝鮮の農村で、田植えが始まった。農村出版社のキム・ヒョンチョル部長と話を交わした。
 

――全国の田植え状況について聞きたい。


 全国各地の農場で田植え作業がピークを迎えている。今、平安北道で始まり、田植えへのやる気が向上し、田植え面積が毎日数千ヘクタールずつ増えている。


 それぞれの稲が持つ特性に合わせて適地を選び、坪当たりの株数などを徹底的用意しして力を合わせて一定計画の200%以上で行われている。


 平安南道でも、農業機械の修理・整備を終え、田植え作業を始めた。黄海の穀倉地帯である黄海南道でも、道内での技術などの講習会を開き、田植えを科学技術的にすすめるようにしている。


 最近の新聞やテレビなどで、今年の農業事情に対する報道がとくに多く行われている。朝鮮労働党第8回大会で農業生産を成長させ、人民らの食糧問題、食べる問題を決定的に解決するための積極的な対策と中心目標、そのための具体的な課業が提示された。


 それだけに今年の農業作業は食糧の自給自足を実現し、社会主義建設をしっかりと固めるためには、どのような代価を支払うことになっても達成させるべき国家の重大事となっている。


 党中央委員会第8期第2回全員会議(総会)でも、今年の農業生産計画を必ず達成することが重要だと強調された。これを達成できるかどうかは、今回の田植えをどのように行うかにかかっている。


――国家的にどのような対策が出されているか。


 田植えを適切な時期に終えることができるように人と営農物資をきちんと補償するための対策が研究されている。一方、農業省の幹部らが主要共同農場を分担して訪問し、実態をきちんと分析し、田植えで成果を出せるように事業のやりかたを指導している。すべての農村で水田をしっかりと整備し、田植えの機械化を決定的に高めるための対策も立てるようにしている。


――各道では、どのような対策が研究されているか。


 平安北道では田植えを適切な時期に終えるために、市や郡級機関の幹部を農村に派遣した。道農村経理委員会を組織し、市、郡で営農工程を計画通りに推進できるように技術的指導を行っている。


 郭山、泰川郡でも機械の整備をきちんと行い、農業機械のフル稼働を可能としており、雲田、龍川軍をはじめとする他の市や郡でも、田植えの実績を高めている。


 平安南道では、天候悪化などの自然災害に対処できる準備を行い、田植えを最もよい時期に行うという目標を立て、実務的対策を一分の隙なく研究している。


 とくに注力しているのは、水田の栄養管理と農業機械のフル稼働を保障することだ。大同郡で合格証票を備えた苗を水田に植えるようにしており、平原郡などの市や郡で田植えを計画通りに推進している。


 黄海南道ではしっかりとした苗を常に保障できるようにし、また田植機の稼働率を最大限に高めることを中心的目標としている。


 海州市と信川郡、安岳郡で主体農法を徹底して守るようにしており、ほかの市、郡でも1坪当たりの株数を正確に測り、田植えを適切な時期に適切な方法で行うことに注力している。


 朝鮮では「田植えの季節には誰もが田植えに集中する」という言葉があるが、それだけ忙しいということだ。今、全国的に営農工程で最も忙しい時期である田植えの季節に関わる人たちは、誰もがすべて農村を助けようとしている。




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