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自然災害に備える国家危機管理体制を整備

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2021年03月14日(日)

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 北朝鮮は2020年、水害と大雨、台風による被害を多く受けた。しかし国家的な措置で各種被害を最小化し、被害復旧のための事業に総力を傾けたため、多くの成果を得た。国家非常災害委員会のパク・ジョンオク副局長は、次のように述べた。

 2020年には世界各国と同じように朝鮮でも水害、台風などの異常気象により多くの被害を受けた。2019年12月に朝鮮労働党中央委員会第7期第5回総会(全員会議)では、国家的な危機管理システムを準備することが決定された。

 これにより、数回の重要会議において台風による被害を防止するための国家的な対策を研究してきた。

 台風による被害を防止することの重要性と危機対策を認識し、堤防などの補修や水路の整理など自然災害により起こりうる人命被害と農作物への被害を事前に防ぐための対策がつくられた。

 2020年における被害防止事業で得られた経験は、社会のすべての人民が一つになって予見される対策を強く実施していけば、その被害はいくらでも最小化できるということだった。

 国家非常災害委員会では、水害と暴風雨による被害を防ぎ、いったん災害が発生すれば、人民の生命財産を確実に守るための統一的な指揮系統をより強化している。

 2020年6月中旬に、いくつかの部門と合同で中央大水害被害防止連合指揮部が校正され、その統一的な指揮の下で暴風雨被害を防ぐための事業を進めるようにした。

 2019年の台風13号、2020年の台風8、9、10号の被害を防ぐための全党的、全国家的、全人民的闘争を通じて得た経験と教訓に基づき、災害防止事業に対する指揮をより強化するようにした。

 中央だけでなく道や市、郡の人民委員会に災害防止のための部署を組織し、担当者の事業秩序と危機対応に関する多くの指導書を作成・伝達し、各級非常設災害防止対策委員会の事業内容をきちんと報告を受け、それに基づき徹底した対策を立てるようにした。

 今後台風被害を受ける可能性がある地域の道路と橋、公共施設、住民による監視担当者を配置し、状況により即時に対処できる事前準備を備えるようにした。とくに公共施設と住宅などの屋上・屋根が被害を受けないような対策を積極的に行い、ポンプと水門もきちんと整備するようにした。

 被害が発生した場合、短期間で復旧するためのセメントや鋼材などの被害復旧用物資の備蓄を十分に行うことに注力する。これとともに、各道、市、郡の党委員会と行政経済機関と共同して非常救護物資を確保する事業も積極的に行っている。



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