ニュースリリース|トピックス| 2020年08月02日(日)
・2019年の北朝鮮実質国内総生産(GDP)は、前年比0.4%増。
2016年の3.9%以降、3年ぶりのプラス成長。
→農林水産業と建設業が増加へと転換し、鉱工業は減少幅が大きく縮小した。
・産業別動向
-農林水産業は農産物や水産物などが増え、前年比1.4%成長(前年はマイナス1.8%)
-鉱業は石炭が増加したが、金属・非金属が減り9.7%のマイナス(同マイナス17.8%)
-製造業は重化学工業を中心に1.1%マイナス(同マイナス9.1%)
軽工業は飲食料品およびたばこなどが増え1.0%増加(同マイナス2.6%)
重化学工業は非金属鉱物製品、一時金属製品、組み立て金属および機械などが減り2.3%のマイナス(同マイナス12.4%)
-サービス業は飲食宿泊などを中心に0.9%成長(同0.9%増)
・産業構造
農林水産業=21.2%
鉱工業=29.6%
製造業18.7%(軽工業7.0%、重化学工業12.0%)
サービス業=34.1%
・国民所得
2019年の国民所得(名目GNI)は35.6兆ウォン、韓国の54分の1水準。
1人当たりGNIは140.8万ウォン、韓国の27分の1水準。
・対外貿易規模
2019年の対外貿易規模は32.4億ドル、前年28.3億ドルと比べ14.1%増。
輸出は2.8億ドル、前年比14.4%増(時計・部品57.9%、靴・帽子・かつら43.0%が増加)
輸入は29.7億ドル、前年比14.1%増(繊維製品、プラスチック・ゴム、植物性製品などが増加)
・南北間搬出入規模は690万ドル