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経済制裁の下でもにぎわう平壌の商業施設

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2017年08月03日(木)

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 相次ぐミサイル発射で経済制裁など国際社会からの圧力を受ける北朝鮮。そのような中、一般市民の生活はどうか。北朝鮮を代表するスーパーマーケットとして有名な光復地区商業中心の様子を見てみよう。同店は最近、営業時間を延長するなど、住民らの需要拡大への対応策を相次いで実行しているようだ。従業員(奉仕員)の一人、キム・ウンギョンさん(36)から話を聞いた。
 
―いつから働いているか。
 
キム:光復地区商業中心が開業した2012年から働いています。
 
―どの売り場を担当しているか。
 
キム:各種洗剤を販売している売り場を担当しています。
 
―どのような製品に人気があるのか。
 
キム:北朝鮮の龍岳山せっけん工場のボディーソープや洗濯せっけんは、誰もがよく買っていく商品です。
 
―外国製品もあるか。国内産と外国産のどちらに人気があるか。
 
キム:外国製品も多いですが、お客様は国産品を好みますね。
 
―理由は何かと思うか。
 
キム:食料品であれ化粧品であれ、国産品は朝鮮人の体質と気質に合うように開発されているためだと思います。化粧品や洗剤も、香りや持続性など多くの点で国産のほうがいいと誰もが評価しています。
 
―商品数はどれくらいになるか。
 
キム:売り場一つを見ても、数がどれくらいになるかわからないほど多いですね。実際に、国産のせっけんだけみても龍岳山せっけん工場と綾羅人民遊園地管理所、大城貿易会社をはじめ生産単位だけでも数カ所であり、生産するせっけん・洗剤の用途もそれぞれです。
 
―商品数が多種多様であれば、選ぶのに困らないか。
 
キム:お客様の買い物の様子を見ると、まず手に取るのは国産品、次に名産品、その次に高い物、となるように思います。
 
―朝鮮では低廉な価格の大衆消費品生産がより優先されているようだが。
 
キム:大衆消費品の中でも、高級な製品の数が徐々に増えています。洗濯せっけんだけでも、ナノ銀洗濯せっけんや活性炭が入ったせっけんなど、品質の高い商品、価格が高い商品が多くなりました。市民らは用途にしたがって商品を選んでいますが、同じ物があれば価格が高いほうを買っているようです。
 
―毎日これほど人が多くて混み合うのか。
 
キム:朝と夕方、日曜日と祝日は特に人が多いですね。
 
―光復地区商業中心はいつが休みか。営業時間は?
 
キム:月曜日が休日で、11時から20時まで営業していました。今年3月からは、お客様の需要拡大などを考えて営業時間を1時間伸ばし、午前10時から午後8時まで、無休で営業しています。
 
―商品が売り切れることはないか。
 
キム:売り場担当者が工場や企業所、会社などと随時連絡を取り合い、お客様の需要と該当製品に対する評価を伝えています。工場では市民の誰もが手に取ってもらえるような商品を生産するために熾烈な開発競争、生産競争を繰り広げています。
 
―外国人も来店するか。反応はどうか。
 
キム:多くの外国人が来ています。販売されている商品の質も良く、数も多いことがわかって、平壌市民の購買力が高いこと、また光復地区商業中心が経営面での情報化、デジタル化が高い水準で行われていることに驚いているようです。
 
―経済制裁についてどのように考えるか。
 
キム:金日成主席が述べられた教示があります。1994年に米国のカーター元大統領が訪朝した時、金主席は「われわれは制裁を恐れない、われわれは今まで制裁を受けて生きてきた、制裁を受けなかったことは一度もない、これまで制裁を受けながらも平然として生きてきたが、米国がどんな圧力をかけ生きられないようにしても、われわれはいくらでも生き残ることができる」と述べられました。米国が制裁すればするほど、北朝鮮は自分たちの力で社会主義強国を実現させると思います。
 





  • キム・ウンギョンさん

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