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北朝鮮から見た朝鮮労働党第7回大会からの1年

ニュースリリース|北朝鮮 Live!| 2017年05月30日(火)

 2016年5月に開催された朝鮮労働党第7回党大会から1年。今、北朝鮮では36年ぶりに開催された党大会をどのように認識しているか。これについて、金策工業総合大学の金哲好(キム・チョルホ)学部長(56)に聞いた。キム学部長は、「この1年間、北朝鮮のすべての部門、単位と人民が党大会が掲げた社会主義強国建設ための設計図にしたがって輝かしい成果を上げた」と言う。その成果とは何か。

――キム学部長はこれまで、人民経済の多くの部門と工場、企業所で発生する科学技術的問題の解決に取り組んできた。第7回党大会は国の政治軍事力強化を社会主義強国建設の中心的課題としたが、この1年間で変わった点は何か。

キム:2017年4月15日に行われた偉大な首領・金日成同志生誕105周年慶祝閲兵式と群衆パレード(示威)は、北朝鮮の政治軍事的威力をはっきりと実証したと言える。指導者と一体となった国民が、米国とその追従勢力の圧迫と制裁など、あらゆるオプションにも対応できる強力な軍事力と、東方の核強国として、またアジアのロケット盟主国としての地位を世界の前にはっきりと見せることができたと考える。

――科学技術強国建設をまずは占領すべき重要な目標として打ち出したが、注目すべき成果は何か。

キム:国防力強化のための最先端技術が確立された。また、軽工業分野ではアクリル系繊維の生産工程が確率された。人民経済の現代化、情報化を推進する成果もあった。これ以外にも、密集型多収穫トウモロコシ品種と各種農薬製品が研究開発されたことをはじめ、数多くの科学研究的成果が現実のものとなっている。

――経済戦略目標を遂行するための事業において、得られた成果については。

キム:敵対勢力からの制裁下で今年4月13日に竣工した黎明通りは、主体(チュチェ)建築と国の経済発展、その展望を示すシンボルとなった。経済全般において、化学肥料やセメント、繊維など主要な現物は増産され、金正淑平壌製紙工場をはじめ多くの工場や企業所で生産工程が新設・リニューアルされるなど、年間人民経済計画を超過完了した。穀物生産も、最高生産年度規模を上回った。柳京眼科総合病院など、多くの記念碑的創造物が建てられ、咸鏡北道の北部地方で受けた水害の被害もすべて復旧した。

――文明強国建設における成果は?

キム:4月1日から全般的12年制義務教育が全面的に実施された。また、、新たに技術高級中学校も授業を開始した。金日成総合大学には、現代的学舎と寄宿舎が完成するなど、国の全般的な教育条件と環境が一新した。柳京眼科総合病院が完成したことで、社会主義保険制度を拡充できるようになった。

――そのような成果はなぜ達成できたのか。

キム:それは、領導者の優れた実力と果敢な実践力、自彊力にあると思う。われわれは、この1年間の成果を土台に、より高く飛躍し、社会主義強国、人民の理想社会を建設するため邁進するだろう。

 



  • 北朝鮮では、幼稚園年長からの12年生義務教育が実施されている。

  • 金策工業総合大学の金哲好学部長。

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